読売オンライン 

偏差値50未満の学校に(ふつうなら)未来はないのか?

「不合格だった我が子にどんな声かけをするべきか」という、あるWeb コラムの締めくくりの小見出しが「偏差値だけでなく指導方針や価値観で学校選びを」となっていた。
「偏差値だけでなく」のところですでに「引っ掛かり」を感じたが、本文にはさらにこう書かれている。
「私の教え子には、大手模試の偏差値50未満の学校でも、6年間楽しく余裕をもった学校生活を送った子がたくさんいます。そしてその後、偏差値が高いといわれる慶應や早稲田大学といった有名大学に進学した生徒も少なくありません。」
「偏差値50未満の学校でも」と平気で書ける神経が理解できない。揚げ足をとるようで恐縮だが、書いた人間が「ふつー、50未満なら無理っしょ」と思っている証拠ではないのか。それはそれで本人の価値観だから、別に否定はしないが、だったら偉そうにきれいごとを言うなよと思う。

偏差値に振り回されない志望校選びを目指す…後藤卓也 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

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kurotama
元進学塾教師。今年の1月末に健康上の理由で円満退職し、いまは原稿執筆など、在宅でできる仕事をボチボチと始めています。