書評など

ドラマ『二月の勝者』第一話を観た

今更と言われるのは承知の上です

いままで観なかった理由(わけ)

さっきHuluに登録をして、ドラマ『二月の勝者』の第一話を観ました。

なぜこれまで観なかったのかと言われても、そもそも部屋にTVはないし、ネットでドラマやアニメを観ることはあるけれど、仕事が終わったあとの貴重な夜中の1~2時間、できれば自分の知らない世界に身を置きたいという思いが強いからです。(アニメなら『呪術廻戦』や『異世界食堂2』、ドラマは最近見た中では韓国ドラマ『未成年裁判』が面白かった。『未成年裁判』については改めて感想を書きます)

逆に、「いまさら観た理由」は、①知らないと業界関係者と話をする上で支障がある ②会社をやめて自分の時間が増えた からでしょうか。

とりあえず第一話の感想

まだ1話しか観ていませんが、よく取材してリアルに描かれているという周囲の評判は間違いありません。「身に覚えがある」「自分もこういう対応をした」という共感も覚えます。

詳しいコメントはもう少し先まで観てから書きますが、素朴な違和感(いちゃもん)としては①6年生3クラスで合計40名(校舎全体で100名前後?)の教室に10名以上の教職員がいて、分不相応に広い教務室があること ・・・ これで経営を成り立たせるには年間どれだけの授業料をとり、教師にどれだけの給与を保証するのか、ちょっと想像がつきません。

②主人公の新人女性教師が中学教師を辞めた理由として描かれるエピソードが理解不能。顧問をしていたダンス部の大切な大会が推薦入試の日と重なり「私は試験を受けるように言った」。大会は散々な結果に終わり、推薦入試も不合格だった。「私、あんたのこと、一生許さないから」・・・いや、新米の教師に「部活より推薦入試を受けろ」という権限もないし、それを決めるのは本人と保護者、あとは中学側の責任者だから。このあとの展開で解明するのかも知れないけれど、それが原因で新米教師が学校を辞め、自分は教師失格だと思い込んでいるなんて、不自然すぎる。

リアルと現実はちょっとズレている

ドラマが始まってから、保護者との会話のなかで何度もこのドラマの話題が登場しました。「すみません、ウチはTVがないので」と話をはぐらかしましたが、親としては「事情通」であるかのように話す内容が、どこかピントがズレていたのです。なるほど、リアルであるだけに、「リアル」と現実との微妙な「ズレ」が違和感の原因だったのかと再認識しました。もう少し先まで視聴してから、また感想を書きます。

 

ABOUT ME
kurotama
元進学塾教師。今年の1月末に健康上の理由で円満退職し、いまは原稿執筆など、在宅でできる仕事をボチボチと始めています。